グロスとよく混同される言葉にネットがあります。
グロスもネットも営業や会計の業務に関わっている方であればよく耳にする言葉ですが、意味を混同しやすい言葉です。
今回は、グロスの意味やネットとの違い、主流の取引などについて紹介します。
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形容詞としてのgrossは「経費や税金などを差し引く前の売上、給与、利益などの金額で、控除なしの合計」と定義できます。
また、名詞としてのGrossは、控除前の売上や給与などの収入の合計を指します。
グロスが大局的な販売価格を見ているのに対し、ネットは最終的な利益の表現ということです。
動詞としてのgrossは「税金や経費などの控除を受ける前に、全体として持っている、作っている、稼いでいる」という意味があります。
「このレストランは、流行のウイルスによるロックダウンの間も、テイクアウトメニューをカーブサイドオーダー用に改良して、大きな利益を上げていた。」というように使われます。
ネットは、複数の意味を持つ名詞、動詞、形容詞として使われ、一般的に「網」をかけるという表現になります。
名詞としてのNetは、テニスコートの仕切り、虫除け、何か(蝶、鳥、魚など)を捕まえるためによく使われる網状の素材と定義できます。
動詞としての「net」は「網で捕まえる」「巻き込む」「連れて行く」という意味です。また「ネットや網で覆う、遮蔽する、囲う」と定義することもでき、虫などを寄せ付けないようにしたり、逆に川の魚などを捕まえたりすることもできます。
しかし、netがgrossと混同されやすいのは数字を扱うときです。
グロスとは対照的に、名詞としてのネットは、純収入や利益を意味します。
形容詞としては「料金や費用などを差し引いた後の残り」や「すべての部品や料金を含み、すべてを差し引いた状態で、表示された価格で販売されたもの」と定義することもできます。
言い換えれば、最終的な金額、完全に決定的な金額のことです。
・オークションに出品した絵が1万円で落札されたが、出品手数料がかかったため、5000円の純利益しか得られなかった。
・オンラインで販売したコンピュータで20万円の利益を得たが、部品代や製作に費やした時間を考慮すると、純利益はその何分の1かに過ぎない。
ネット(網目状の布のこと)は非常に古い言葉で、昔からその意味合いはあまり変わっていません。
しかし、収入や利益を表す言葉として使われるようになったのは最近のことで、ラテン語のnitere(輝く、明るく見える、光り輝く)を語源とするneatの変形に由来します。
ネットとグロスはどちらも利益や収入を意味しますが、同義語ではなくお金が関連するシーンでは、非常に重要な違いがあります。
一般的に、粗利益は純利益よりも高くなる可能性が高く、手にするのは粗利益ではなく純利益です。
なぜなら、粗利益とは収入全体のことであり、途中でかかった費用や差し引かれた手数料などは考慮されていないからです。
グロスとネットという言葉は、会計やファイナンスの会話でよく使われます。
たとえば「当社は昨年、オンライン部門で30億円の利益を上げました」と言われたら「グロスかネットか?」と尋ねたくなるかもしれません。
グロスと言われたら、おそらく収入か粗利益のどちらかを意味していると思うでしょう(さらに明確に説明してもらう必要はあるかもしれません)。
純利益と言われたら(すべての費用を差し引いた後の)純利益だと思うかもしれませんが、相手は営業費用(利息と税金を除く)だけを考えているのかもしれませんし、すべての項目を含めているのかもしれません。
上記の例のように「グロス」や「ネット」という言葉の意味は曖昧な場合があるため、さらに明確な説明が必要な場合があります。
相手が何を意味しているのかを確かめるには、何が含まれているのか、あるいは何が差し引かれているのかを尋ねるようにしましょう。
近年、ビジネスのグローバル化に伴い、外資系企業ではスタンダードとなっているネット取引が増えてきました。
元々マーケティング業界では、取引は基本的にグロスで行われていましたが、海外のクライアントと取引する企業が増えたことや、透明性が高く安心して取引ができることから、世界的にネット取引が普及しています。
特に、近年急成長しているインターネット広告はその傾向が顕著です。
その一方で、従来の広告媒体であるテレビ、新聞、雑誌などでの取引は、いまだにグロスで取引が行われることも多いです。
媒体やクライアントの多様化により、ネット取引とグロス取引が混在しているため、仕事を受ける側と依頼する側の双方が契約形態に細心の注意を払う必要があります。
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今回は、グロスの意味やネットとの違い、主流の取引などについて紹介しました。
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