商談データを会社のアセットとして活用し、即戦力人材を育成し、顧客の信頼を築く
株式会社カケコム
世の中の「悩む」を減らし、誰もひとりで悩まない世界の実現を目指し、法律やトラブル解決に関する情報提供とマッチングサービス『カケコム』を運営
- 成約率の向上と人材育成の時間を短縮
- 自動録画機能:議事録作成の自動化で顧客対応に集中
- ライブラリ機能:新入社員向けの教育コンテンツを格納
- 外部共有機能:再生時間を指定した効率的な情報共有
- 商談中の重要な話題や合意事項を記録できなかった
- 良かった商談の振り返りができていない
- お客様とのコミュニケーションに集中できた
- 商談やMTG内容の記録が自動でアセット化
カケコムは、法律やトラブルに関する悩みを抱える個人や企業が、簡単に適切な弁護士や専門家を見つけられるマッチングプラットフォームです。
今回は、世の中の「悩む」を減らし、「誰もひとりで悩まない世界」の実現をメインミッションとする株式会社カケコムの代表取締役社長の森川照太様に『ailead』のご活用についてお話を伺いました。
コミュニケーションの慣行を全面的に見直すことが重要でした
現在の業務内容やミッションについて教えて下さい
私は弁護士予約サービス「カケコム」の代表を務めております。会社のミッションである世の中の「悩み」をなくすために、悩んだときにここに行けば解決するという世界を実現することを目指し、自社サービスの開発と運営を担当しています。
創業前は、ベンチャーキャピタルにて東京およびサンフランシスコにおいて日米トップレベルのITスタートアップへの投資サポートと支援業務を経験していました。国内外でのビジネス経験から、特に弁護士業界のテクノロジー活用に目を向け、カケコムをリリースするに至りました。
具体的には、法律やトラブルに関する悩みを抱える個人や企業が、弁護士に対して敷居の高さを感じ、気軽に相談できないという悩みがあり、2020年にコロナが蔓延した際には、対面での相談が難しくなり、相談者がさらに減少する状況が続きました。弁護士会のアンケートによると、本来相談すべき方々が相談できていない状況が明らかになり、実際に相談できている人はわずか2割というデータもあります。
弁護士の数は毎年1000人以上増加し、競争も激化している中で、相談したい人と弁護士を繋ぎ、悩みを解決するのが「カケコム」になります。
ありがとうございます。ailead導入前の業務課題について教えてください。
プラットフォームを提供する企業として、弁護士法人様との関係構築は非常に重要ですが、商談の質を向上させるためにいくつかの課題がありました。
一つは、商談中に出た重要な話題や合意事項を確実に記録することができず、後の業務に影響を与えることがあります。これにより、弁護士法人様との連携がスムーズに進まない場合があるため、商談時のメモや記録の方法を見直す必要がありました。
また、良かった商談の振り返りができていないという問題も感じておりました。成功した商談から学び、それを次の商談に生かすことで商談の質を向上させることができますが、振り返りの機会が不足しており、改善が進みませんでした。
これらの課題を解決するために、商談の記録方法を標準化し、商談後に振り返りの時間を設ける仕組みを模索しておりました。
ailead導入の決め手と実際の効果について教えてください。
導入の決め手は、「商談やMTG内容の記録が自動でアセット化できること」と「お客様とのコミュニケーションに集中できること」の2点です。
元々、弊社では商談を録画する文化や議事録を毎回残す文化がなかったため、すべての顧客との商談データを取得しておりませんでした。
ailead導入後は、各種Web会議ツールとの連携により、商談データの自動取得とライブラリ機能を使った商談データ毎の整理も可能になりました。その結果、効率的な振り返りが実施できるようになりました。
実際に、過去の成功商談データを活用して新入社員の教育を行っておりますが、入社初月から活躍する社員が増えており、人材育成にかかる時間は半分以下に短縮されています。
また、お客様と会話が盛り上がった際に、大事な記録を取り漏らすケースが頻発していましたが、文字起こし機能や議事録機能を活用することで、必ず記録が残る安心感が得られました。よって、お客様とのコミニュケーションに集中できますので、お客様との良好な関係を築けております。
その他、社内会議の質向上もかなり実感しています。長時間の社内会議ではネクストアクションなどの決定事項が散漫になることがありました。しかし、aileadの再生時間を指定した共有機能を使うことで、テキストデータと動画を紐づけて共有できるようになり、これにより、「その会議で何が決まり、次のアクションは何か」の認識合わせがスムーズに行えるようになりました。実際に、会議時間自体がailead導入前より2割程度短縮されているので大きな成果だと実感しています。
今後、aileadに期待することなどを教えてください。
aileadは定期的に優れた機能がアップデートされています。ユーザーとしてはアップデートを楽しみにしている反面、全てにキャッチアップできるか不安も感じています。今後、導入する企業が増えると思いますので、新機能のリリースにあたってのTipsがあると、より活用が進むのではないかと思います。aileadにはCS担当もいるため、何かあれば相談できますが、スピード感を持ってaileadを使いこなすことが、弊社にとっても重要です。今後のaileadの発展に期待しています。