日本では古くから1年の始まりである正月を大切にする風潮があります。
ビジネスでは会計年度を1月から12月としていない法人も多くありますが、1年の始まりにあたる正月には年始の挨拶を行うのが一般的です。
従来は年始の挨拶を年賀状や対面で行う企業も多かったのですが、近年では相手との関係性を考えてメールを送信するケースも増えています。
今回は、年始挨拶メールの書き方やポイントを、例文を交えながら紹介します。
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年始の挨拶メールを送る際のポイントを紹介します。
年始挨拶メールは営業開始日前に送るケースと、営業開始後に送るケースがありますが、営業開始後に送ったとしても失礼ではありません。
ただし年賀状と同様、松の内である1月7日までに送るのがマナーです。
たとえ勤める企業の社長が亡くなった場合でも、会社としての挨拶を伝えるため、年始挨拶メールを出すのが一般的です。
ただし、取引先企業や顧客が喪中であることが明らかに分かっている場合には、年始の挨拶メールを送るのを避けることもあります。
その場合、「おめでとう」という言葉を使わずに「新しい年となりましたが本年もよろしくお願いします。」と、業務開始時に挨拶のみを伝えます。全く挨拶なしに業務を始めると不自然なので何らかの挨拶は必要と考えましょう。
なお、喪中のときの対応は議論が分かれるところです。年末を迎える前に部内で共有しておくことが大切です。
取引先企業や重要な顧客に対する挨拶メールでは個別に送ることも大切です。
取引先企業や重要な顧客に対して一斉メールで送ると、味気ない印象を与えるため注意しましょう。
それにBccでメールを送ろうとすると、誤って宛先をToやCcに入れた際に思わぬ情報漏洩につながる可能性もあります。
年始の挨拶メールを送る際は個人宛てにして、ひとりひとり文面を変えるのがベターです。
近年ではペーパーレス化が進み、年賀状から年始の挨拶メールに切り替える企業も増えています。
しかし、顧客や取引先から年賀状を受け取った場合は、年賀状を送るのがマナーです。
中には年賀状を出したにもかかわらず、返信がメールであると失礼だと感じる人もいます。
年始の挨拶メールを送付する際には使う言葉にも注意が必要です。
ここでは年始の挨拶メールを作る際に避けたほうがよい言葉を紹介します。
年始の挨拶メールを送る際には選んだ賀詞が相手に対して失礼なものでないか、注意が必要です。
「迎春」や「新春」や「寿」など2字の熟語や漢字1文字の言葉は、本来立場が上の人が自分よりも立場が低い人に対して使うものなので、取引先や顧客に使うのは失礼にあたります。
また、「A HAPPY NEW YEAR」などの外来語は、本来親しい人どうしのやりとりで使う言葉なので、ビジネスメールで使用するのはふさわしくありません。
熟語を使う際は「謹賀新年」や「恭賀新年」など4字のものを選びます。
また「あけましておめでとうございます」や「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった挨拶は相手の立場に関係なく使うことができますし、ていねいな印象を与えます。
特に若い人から目上の人に送る際には、ていねいな挨拶のほうが望ましいです。
年始はおめでたい時期なので、不吉な意味を連想させる忌み言葉を使ってはいけません。
忌み言葉には「滅びる」「衰える」「枯れる」「はかない」「絶える」など分かりやすいものもありますが、知らず知らずのうちに使いがちなものもあります。
例えば「去る」は忌み言葉にあたるため、年賀状では「去年」という言葉は使いません。
前年の取引に感謝することを伝えるのであれば「旧年中(昨年)は大変お世話になりました」とします。
また寒い時期ですが「冷える」「寒い」という言葉は忌み言葉になるため、年始挨拶メールで使わないよう注意しましょう。
めでたさや華やかさ、春のあたたかさが伝わるような文面を心がけます。
婚礼や葬儀など、くり返すのが望ましくない場面で忌み言葉となる重ね言葉について、年始の挨拶メールで用いるのを不祝儀だと感じる人もいます。
特に「元旦」という言葉には注意が必要です。
「元旦」には「元日の朝」という意味があります。
そのため「令和5年1月1日元旦」と書くと重ね言葉になってしまいます。
取引先にメールを出す際は、先に年始の挨拶をしてから前年の感謝の意を述べます。そのあとに、今年もよろしくという挨拶を書くのが基本です。
株式会社ABCD
田中春男様
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
本年も田中様によりご満足いただけるサービスを提供できるよう、社員一同
がんばっていく所存です。
田中様のご健勝と貴社のご発展を祈念しております。
本年も変わらぬお付き合いのほどをよろしくお願いします。
令和5年元旦
新年に直接挨拶をする前には、メールあるいは電話でアポイントメントをとるのが一般的です。
年始挨拶メールには、挨拶のアポイントメントをとる場合もあります。
その際には次のような順番で用件を伝えます。
DCBA株式会社
山田秋子様
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。
本年も貴社のお役に立てるよう、誠心誠意努めていく所存です。
さて新年早々ではありますが、上司の○○が
新年のご挨拶に伺いたいと申しております。
新年でお忙しい時期かと思いますが、次の日時の中で
ご都合のよろしい日を教えていただけますか。
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・令和5年1月○日○時~○時
・令和5年1月△日○時~○時
・令和5年1月□日○時~○時
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山田様からのご連絡をお待ちしております。
本年もどうぞよろしくお願いします。
令和5年元旦
今回は、年始挨拶メールの書き方やポイントを、例文などについて紹介しました。
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