営業スタイルは、一人ひとりが成果を上げる「単独営業」から、営業マンが一丸となって動く「チーム営業」に変わりつつあります。
そのため、営業マネージャーには営業マン一人ひとりをまとめて、チーム全体の生産性を高めることが求められます。
今回は、チーム営業で成果を上げるために活用したい営業ツールなどについて紹介します。
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チーム営業には3つのメリットがあります。
単独営業では現在どのように営業を進めているのか周りは分かりにくいものです。
そのため、マネージャーが気づいたときにはすでに時遅く、トラブルが最悪の事態に陥っていたということもあり得えます。
その点、チーム営業であれば大きなトラブルに発展する前に、チームの誰かが気づきフォローやアドバイスを行えます。
チーム営業の場合、メンバーが頑張っている姿がリアルタイムで分かります。
「あいつに負けたくない」というライバル心が駆り立てられることでモチベーションがアップします。
また、他のメンバーのフォローやアドバイスも得られやすいため、失敗したせいでモチベーションが低下するといったことも防ぐことが期待できます。
チームで動くと「このようにすれば、製品が売れた」という成功体験をメンバー内で共有できます。
成績が悪い営業マンは売れている営業マンの成功体験を真似することで失敗を最小限に防ぎ、売上アップを狙うことが可能になります。
先輩営業マンの商談の場に同行し、やり方を学ぶといったこともチーム全体の営業成績アップには有効です。
成功体験や先輩営業マンのスキルや経験はチームでまとめて、ノウハウ化するとよいでしょう。
ちなみに、失敗体験は役に立たないと思われがちですが、そのようなことはありません。
反面教師として役に立つので、失敗体験も共有しておきましょう。
チーム営業で効率を上げるツールを6つ紹介します。
まずは「ウェブ会議ツール」です。
営業マンは顧客との商談などで外にいることが多く、出張で数日間、地方にいるといったこともあるでしょう。
そのため、会議を行おうとしても、なかなかメンバー全員が揃わないということもあります。
そのようなとき、有効なのが「ウェブ会議ツール」です。
パソコンとネット環境さえあれば、どこにいても会議に参加することが可能です。
音声や映像はもちろん、資料なども共有することができるため、直接会って話しているのと変わらないぐらい密にやり取りできます。
主なウェブ会議ツールは以下です。
(1)zoom……最大1000名が会議に参加可能。パソコン上に最大49の画像を表示させることもできます。マルチデバイス対応でOffice365やG Suiteとの連携も可能です。無料でも利用可能ですが、機能によって有料プランがあります。
(2)Skypefor Business……最大250名まで同時に参加することができます。Office 365 Business PremiumまたはOffice 365 Business Essentials加入で利用可能。Officeアプリとの連携もできるため、共同で作業するときに便利です。
(3)SOBA meeting……参加人数無制限。音声認識による議事録が取れます。あとでどのような会議だったのかを読み返すときに役立ちます。無料で利用することができます。
次に紹介するのは「ビジネスチャットツール」です。
営業マンは移動中などでなかなか電話することができないことも多いでしょう。
また、たとえ電話できたとしても、肝心の上司が移動中などで電話に出てくれないというようなことも考えられます。
そのようなときに有効なのが「ビジネスチャットツール」です。
パソコンだけでなくスマホからも利用することができるので、移動中でもラクラク連絡を取ることができます。
文字だけでなく、ファイルなども送ることができるため、ことこまかに伝えたいときに役に立ちます。
「ビジネスチャットツール」は一対一でのコミュニケーションを取ることもできますし、グループ全体で情報を共有することも可能です。
主なビジネスチャットツールは以下です。
(4)Slack……「A社の案件」「会議での決定事項」「注意事項」といった具合に用件ごとにチャットを行うことができます。文章だけでなく、音声通話をはじめビデオ通話、画面共有も可能。無料でも利用でき、機能によって有料プランがあります。
(5)chatwork……1対1でのチャットはもちろんのこと、グループでチャットすることができます。音声・ビデオ通話にも対応。無料でも利用可能ですが、機能によって有料プランがあります。
(6)LINE WORKS……LINEのビジネス版です。LINEの基本的な機能にプラスして、ビジネスに役立つ「メンバーの出欠を確認する機能」や、「自分だけでなくメンバー全員のスケジュールが確認できる機能」がついています。無料でも利用可能で、機能によって有料プランがあります。
今回は、チーム営業で成果を上げるために活用したい営業ツールなどについて紹介しました。
営業活動は、商談以外にも顧客へのメールでの連絡や社内での報告、議事録の作成など多くの業務を行う必要があります。
営業活動の成果を最大化させるためには、上手くツールを活用して、顧客に向き合う時間を増やすことが重要です。
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