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2022-07-31
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取引先と直に接する営業は、まさに企業の顔ともいえる存在です。
相手に不快感を与えないよう、身だしなみには十分に注意しなければなりません。
しかし、具体的にどこをどう整えるべきなのか、内容は意外と誰にも教えてもらっていないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、営業が心がけたい、相手に好印象を与える身だしなみのポイントをいくつか挙げて紹介します。
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「見た目よりプレゼン力で勝負だ！」と考えている営業もいるかもしれませんが、初めて会う相手の第一印象というものは非常に重要です。
1971年にカリフォルニア大学の心理学者アルバート・メラビアンが行った実験によると、人がコミュニケーションをとる際に視覚情報は55％、聴覚情報は38％、言語情報は7％という割合で影響を与えていることがわかりました。
これは「メラビアンの法則」と呼ばれ、見た目が相手にいかに重要な情報をもたらしているかがわかります。
つまり、見た目に気を遣わずにいると、相手に「不快だ」「信用できない」といったネガティブな印象を与える可能性があるということです。
商談を成功させるには相手との信頼関係が必要であり、そのためには相手に好印象を持ってもらうことが欠かせません。
相手のことをよく知らない間柄のときこそ、身だしなみを整えて相手に不快感を与えないことが重要です。
髪型は対面したときにパッと目に付きやすい場所であり、見た目の印象を大きく左右します。
このため、寝癖がついていたり、ボサボサに伸びたまま放置したりするのは言語道断です。
好印象をもたれやすい、清潔感のある髪型を目指しましょう。
男性の場合は、前髪が目にかからないように整え、もみあげや襟足も短めにカットするのがおすすめです。
ただし、丸刈りなどあまり短くしすぎると威圧感を与える恐れがあるので、適度な長さを残しておきましょう。
女性の場合も、前髪は目にかからない程度に切るか横に流します。
後ろ髪が長い場合は耳にかけて顔周りをすっきりさせたり、ゴムでひとつにまとめましょう。
また、男性も女性も髪の毛のベタつきには注意が必要です。
シャンプー不足や整髪料のつけすぎなどで髪の毛がベタベタして見えると、不潔な印象を与えてしまいます。
髪色も明るい色や奇抜な色は避け、さまざまな年齢層に受け入れられやすく誠実感を演出できる黒に近い色にしておきましょう。
髪型と同じく、相手の目につきやすい場所といえば「顔」が挙げられます。
こちらも髪型同様、清潔感のある印象になるように整えましょう。
まず、眉毛は生え放題にするのではなく、適度にカットして太さや長さなどを調整します。
ただし、角度をつけすぎるとキツイ印象の顔になってしまうので注意しましょう。
自分でうまく整えられない場合は、ヘアサロンでお願いすれば眉カットを行ってくれることも多いです。
また、鼻毛や髭のお手入れも欠かせません。
中途半端に伸びているとだらしなく不衛生な印象になりやすいので、毎朝必ずきれいに剃り、鏡でチェックしましょう。
さらに、意外と見落としやすいですが歯のケアも大切です。
営業では顧客の前で話すことが多く、歯が汚れていると相手に不快感を与えてしまうこともあります。
タバコやコーヒーなどは歯が黄色く変色しやすいので、特に注意しましょう。
食事のあとに歯磨きをしたり、顧客と会う直前に鏡で歯の汚れをチェックしたりすると安心です。
スーツやシャツ、靴など身に付けるものに気を使うのも、身だしなみの基本です。
常にスーツを着て動き回ることが多い営業は、スーツにシワや汚れが付きがち。
汚れたヨレヨレのスーツでは「だらしない」「仕事ができなさそう」という印象を与えやすいので、スーツは複数のものをローテーションさせたりこまめにクリーニングに出したりして、常にピシッとした着こなしになるよう注意しましょう。
シャツも同様に汚れやシワが付かないよう、洗濯後はアイロンをかける、クリーニングに出すなどの対策が必要です。
ボタンを上まできっちり留める、ネクタイを緩みなく締めるなど、相手の視線が行きやすい襟元の身だしなみもしっかり整えましょう。
スーツやシャツ、ネクタイは色・デザインにも配慮してください。
派手な柄や色は避け、誠実さや落ち着きを感じさせるシンプルでベーシックなものを選ぶのが基本です。
また、意外にも靴をチェックするビジネスパーソンは多いもの。靴の状態は、細かい部分まで配慮できる営業マンかどうか見極める格好のポイントです。
汚れがついていないか、かかとがすり減っていないかなどこまめに確認し、いつもピカピカに磨いておきましょう。
営業では名刺を渡したり資料を提示したりする際に、指に視線が集まることも多いです。
このとき、指毛がワサワサと生えていたり、爪に真っ黒な汚れがたまったりしていると好印象を持ってもらうのは難しいでしょう。
指毛や爪は短く切り、汚れがたまらないように手洗いの際は爪の中までしっかり洗うことをおすすめします。
女性の場合はネイルをすることもあるでしょうが、派手な色は避けてベージュ系や薄いピンク系などナチュラルな色合いを選びましょう。
顧客と対面して話すことが多い営業は、自身のニオイ対策も欠かせません。
口臭や体臭がキツイと相手に不快感を与えたり、集中力を損なったりしてしまいます。
このような状況では、有意義な商談はできません。
ニオイは自分では気づきにくいものなので、自覚はなくてもケアを欠かさないようにしましょう。
口臭ケアの基本は歯磨き・舌磨きなので、朝晩に加えて営業に出る直前にも磨いておくと安心です。
タバコやニオイの強い食べ物は口臭の原因になりやすいので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
体臭は皮脂・汗が分泌される部位から発生しやすいので、こまめにデオドラントや拭き取りシートなどを使ってケアします。
体臭を抑えるボディソープやシャンプーなども市販されているので、活用してみてください。
また、香水や柔軟剤の使用も避けたほうが無難です。
自分の好きな香りでも、相手にとっては非常に不快な香りかもしれません。
体臭ケアのために使いたい場合は、あまりキツイ香りにならないようにごく少量のみ使うことをおすすめします。
その場合も、営業に回る前に同僚や家族などにチェックしてもらい、香りの程度や印象に問題がないか確認しましょう。
今回は、営業が心がけたい、相手に好印象を与える身だしなみのポイントなどについて紹介しました。
営業活動は、商談以外にも顧客へのメールでの連絡や社内での報告、議事録の作成など多くの業務を行う必要があります。
営業活動の成果を最大化させるためには、上手くツールを活用して、顧客に向き合う時間を増やすことが重要です。
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