IT営業と一口に言っても、扱う商材はパソコンやスマートフォンなどのハードウエアからアプリケーションのようなソフトウエア、クラウドサービス、企業に対して業務効率化のためのツールを提案していく仕事など、多岐にわたるのが特徴です。
今回は、IT業界の営業の仕事内容ややりがい、IT業界の営業に向いている人の特徴について紹介します。
オンライン商談の成果を最大化させるツール「ailead」の資料ダウンロードはこちら
IT営業は、ITに関する商品やサービスを販売するために行う営業活動やそれに従事する人のことです。
IT営業で取り扱うジャンルはパソコンや通信機器などのハードウエアやゲームやソフトなどのパッケージソフト、社内システムの開発や運用からクラウドサービスまで多岐にわたります。
ここでは、代表的なIT営業をいくつか紹介します。
ハードウエア営業は、パソコンやスマートフォン、通信機器、ネットワーク機器などを販売する営業で、IT営業の中では最も古くから行われています。
この分野はすでに日本を代表するいくつかの大手企業が行っているため、新規参入は難しいです。
パソコンやスマートフォン事業からは、すでに撤退した企業もあります。
営業の方法は既存の顧客を回るルート営業が多いです。
ハードウエアの営業職に就くには、通信機器やネットワーク機器を扱う大手企業に就職するのが一般的です。
パッケージ営業は、セキュリティーソフトやゲームソフトなどのソフトウエアを販売する営業です。
また、自社で開発した、社内の人事や顧客情報を管理するためのシステムソフトを企業に販売することもあります。
パッケージ営業は、自社で開発したソフトウエアを企業に売り込むのが中心で、高い営業スキルが求められます。
特に大手企業にソフトウエアを採用してもらうためのハードルは高いため、仕事を通して営業スキルをみがくこともできるでしょう。
SIer営業(システムインテグレーター)とは、企業にシステムの開発や運用などを提案し、請け負っていく仕事です。
他社の開発したハードウエアやソフトウエアを使い、顧客企業の業務に関わるシステムの開発や運用を行います。
ハードウエアやソフトウエアを開発している企業と顧客企業の仲介や調整を行い、時には顧客企業からのクレーム対応も行います。
近年はハードウエアやソフトウエアがクラウドサービスに置き換わりつつあるため、仕事そのものが少なくなる可能性があります。
受託開発営業(オンプレミス)は、社内にITエンジニアのいない顧客企業からソフトウエアやシステムの開発を請け負う仕事です。
SIer営業と異なるのは、社内にソフトウエアやシステムの開発を行うエンジニアがいることです。
こちらもクラウドサービスが台頭してきたため、需要は減少傾向にあります。
クラウド営業で扱うのは、インターネットに接続すればデータベースやアプリケーションにアクセスできるサービスです。
パソコンやスマートフォンなどを利用して音楽や動画の配信サービスを楽しむ人が増えていますが、それもクラウドサービスの一部となります。
クラウド営業は、仮想化技術を使ったネットワークインフラの営業(IaaS/Infrastructure as a Service)と、アプリケーション開発の際に使用するプラットフォームの営業(PaaS/Platform as a Service)、クラウド上にあるデータベースやソフトウエアを利用するためのサービスの営業(SaaS/Software as a Service)に分かれます。
IaaSやPaaSは世界的に有名なIT企業やその提携先が行っているのに対し、SaaSは企業の社員を対象としたさまざまな営業ツールが登場するなど、非常に活発な分野となっています。
そのため、今後の成長に期待できる分野です。
IT営業はITにまつわる専門的な知識を身につけることができ、それを生かせるということです。
今でこそ「情報」が学校で教えられるようになりましたが、その歴史は浅く、ITに関する専門知識を身につけている人はまだ少ないのが現状です。
ITの導入が遅れている企業などに対してIT技術の導入によって業務効率がどのように上がるのか説明し、提案できるのは顧客満足度につながるため、やりがいを感じられるでしょう。
IT営業がきっかけで、プログラミングやシステム開発などの技術を身につけていく人も中にはいます。
逆にプログラマーやシステムエンジニアだった人は、IT営業としても活躍できるでしょう。
IT営業は、顧客企業になかなか採用してもらえず大変だという声もありますが、それだけに高いコミュニケーションスキルや営業のノウハウが身につくものです。
企業だけでなくウェブ制作者やデザイナーなど他の職種の人と関わる機会も多く、他者の要求を適切にくみ取る力もついていくでしょう。
他業種に比べて平均年収が高いのも、やりがいにつながります。
IT営業の年収は種類によっても違いますが、大手企業に就職すればおのずと年収が高く、福利厚生も充実していることが多いです。
また、成長が期待されるSaaS営業については、他のIT営業よりも年収が高くなる傾向があります。
成長途中の分野では、やりがいも感じられるでしょう。
IT業界の営業に向いているのは次のような人です。
さまざまな企業や職種の人と関わるIT営業に一番に求められるのは、コミュニケーション能力の高さです。
コミュニケーション能力が高いとは、単に自分が売り込む商品やサービスを雄弁に語れるということではなく、周りの困りごとや要求を適切にヒアリングし提案する力です。
周りのニーズを適切に聞き取るには、ITにまつわる専門的な知識も要します。
IT営業は新規開拓が難しく、新規採用してもらうには相当な根気と忍耐力が必要です。
最初はなかなか営業成績が伸びないこともありますが、それでも営業を続けようという強い意志が必要です。
逆に、最初の伸び悩む時期をうまく乗り越えることができれば、忍耐力だけでなく高いコミュニケーション能力や営業スキルが身につくでしょう。
IT技術はこの20年ほどで急成長しましたが、その間にもハードウエアやソフトウエアがクラウドサービスに置き換わるというように、技術の進化がめざましい分野です。
それだけに日々IT技術の動向をチェックし、新しい技術が出たらそれを吸収していく能力が必要です。
IT技術に対して興味や関心がある人は、IT営業に向いていると言えるでしょう。
今回は、IT業界の営業の仕事内容ややりがい、IT業界の営業に向いている人の特徴などについて紹介しました。
営業活動は、商談以外にも顧客へのメールでの連絡や社内での報告、議事録の作成など多くの業務を行う必要があります。
営業活動の成果を最大化させるためには、上手くツールを活用して、顧客に向き合う時間を増やすことが重要です。
aileadを活用することで、オンライン会議の文字起こしや録画データの社内共有が非常に簡易化されます。
ぜひ、aileadを活用して営業活動の成果を最大化させましょう。
↓aileadの資料ダウンロードはこちらから↓
aileadの機能詳細等を掲載したサービス資料をダウンロードいただけます。