商談の約束を取り付けたものの、やむを得ない理由から日程変更（リスケジュール）しなければならなくなることもあるでしょう。
商談の日程変更を申し出るときは、失礼のないようマナーを十分守ることが大切です。
今回は、商談をリスケジュールする際に守るべきマナーや注意点、電話での話し方やメールでの伝え方などについて紹介します。

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リスケジュール（リスケ）とは？

リスケジュールとは、スケジュールの再調整や計画の立て直しを意味する言葉です。
ビジネスでは、急なトラブルが起こるなどして計画が当初の予定どおりに進まないことがしばしばあるでしょう。
そのようなとき、計画を変更することをリスケジュールするといいます。
日程を前倒しする場合はあまり使われず、後ろ倒しする場合に使われることが一般的です。
製品の仕様やデザインを変更する際にも使われます。
ビジネスシーンでは、リスケジュールを省略した「リスケ」を使うことも多いです。
ただし、リスケは略語のため、取引先や顧客に対しては使いません。
これは、ビジネスでは略語の使用は失礼と捉える風潮があるためです。
社内で部下や同僚に対して使うぶんには問題ありません。

なお、リスケ/リスケジュールの反対語はオンスケ/オンスケジュールで、こちらは「予定どおり（進んでいる）」の意味です。

商談をリスケジュールする際のマナー3つ

商談をリスケジュールする際には、いくつか守るべきマナーがあります。
しっかり守って、先方に失礼のないようにしましょう。

1.連絡ははなるべく早く入れる

リスケジュールする必要があると分かったら、すみやかに先方に連絡を入れることが大切です。
早い段階で日程の変更が分かれば、もともとの時間にほかの予定を入れることもできるでしょう。
一方、連絡が遅くなればそれだけ先方に大きな迷惑をかけることになってしまいます。
信用を失うことにもつながりかねません。
かなり先の予定であったとしても、リスケジュールする必要がある場合は早めに連絡を入れるようにしましょう。

2.理由は相手が失礼に感じないものにする

商談の日程を変更する場合、相手が納得する理由を述べることが大切です。
とはいえ、「もっと優先したい商談が入った」「忙しくて時間が取れない」などの理由をそのまま伝えてはいけません。
「当社との商談はどうでも良いと思っているのか」など、不快に思わせてしまうでしょう。
これでは、商談の機会自体がなくなってしまいかねません。
「急な出張が入った」「担当者の体調不良のため」など、やむを得ない理由を簡潔に述べることが大切です。

3.「リスケ」「リスケジュール」は使わない

先にも述べましたが、略語であるリスケは、取引先や顧客相手に使うべきではありません。
リスケジュールもややカジュアルな印象があるため、「日時を変更していただけませんでしょうか」などの丁寧な言い回しで伝えるようにしましょう。

商談のリスケジュールで注意すべきポイント3つ

商談のリスケジュールをお願いする場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここでは、特に押さえておきたい注意点を3つ紹介します。

まずは電話で伝える

リスケジュールを申し入れる場合は、まずは電話で伝えるようにします。
これは、メールだけで簡単に済ませると失礼に当たりかねないためです。
また、メールを送っても担当者が気付かない可能性もゼロではありません。
そこで、先に電話をかけてリスケジュールをお願いし、謝罪もしっかり伝えることが大切です。
電話で話した後には、確認のメールも送っておきましょう。

希望日はなるべく複数を提案する

変更の希望日は、複数パターンを提示して相手に選んでもらうようにしましょう。
候補日の数が多いほど、先方も選びやすくなります。
こちらの都合で日程を変更するため、なるべく相手に負担のないよう配慮することが必要です。

リスケジュール後の日程は必ず守る

リスケジュールした後の日程は、必ず守りましょう。
基本的に、商談の日時は変更するものではありません。
1度ならともかく、何度も日程変更を申し入れると「いい加減な相手」との印象を与えてしまいかねません。
先方の信頼を失うことにもつながり、まとまる商談もまとまらなくなってしまうでしょう。

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今回は、商談をリスケジュールする際に守るべきマナーや注意点、電話での話し方やメールでの伝え方などについて紹介しました。
営業活動は、商談以外にも顧客へのメールでの連絡や社内での報告、議事録の作成など多くの業務を行う必要があります。
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